培養作業目安表アーカイブ

※1cm以内の草つくりに限定

万年草、ツメレンゲ、岩レンゲ、セッコク
分類 草物 ※1cm以内の草つくりに限定 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 5~6年 3月~6月 草の固定
根切除 走り根のみ切除
使用土 赤玉1、ケト土1、水苔1
使用鉢 ストッキング、鑑賞は色物鉢
鉢サイズ より小さい
植位置 随意
植替後 乾燥対策
整姿 樹寸法 1cm以内目安 ※樹木が5~7cmのためより小さく
針金 不要
枝引き 不要
芽掻き 必要に応じて 徒長枝即除去 随時
芽摘み 伸び過ぎ部 随時
芽切り ピンセット又は鋏で 随時
葉刈り 不要 -
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 不要 -
力枝 不要 -
呼接ぎ なし -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 - -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む (午後日陰可) -
肥料 微少 5~7月、9月
害虫・殺虫 特になし 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし
挿し木 ※推奨事項(ストッキングで玉をつくり挿す) 3~6月
根伏せ なし -
取り木 なし -
接木 なし -

培養作業目安表 花物類:ツバキ

ツバキ(露開他)
分類 花物(実物) 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒3年  古木⇒6年 3月芽吹き時 ※ 樹の固定 ※ 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 4月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで  随時
芽摘み 鋏で 花芽確認後
芽切り 鋏で 花芽確認後
葉刈り 経験なし -
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 随時
力枝 太さ調整 随時
呼接ぎ 新枝で 5~6月
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き厳禁 -
葉水 好む 夕方
置場 午前日照午後日陰、通風好む 遮光7~9月上旬
肥料 中量 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝し※推奨事項 2月芽吹き時
根伏せ 経験なし -
取り木 環状剥離 6月
接木 樹種変更 3月
ミニバラ(あずさ)
分類 花物(実物) 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1年  古木⇒1年 2月芽吹き時 ※ 樹の固定 ※ 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 2/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 4月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで  随時
芽摘み 鋏で 7月
芽切り 鋏で 7月
葉刈り 不要 -
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 不要 -
力枝 太さ調整 随時
呼接ぎ 不要 -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き厳禁 -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 (燐酸主体の肥料) 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし
挿し木 古枝し※推奨事項 2月芽吹き時
根伏せ 可能 2月芽吹き時
取り木 環状剥離 6月
接木 経験なし -

培養作業目安表 花物類:富士桜

富士桜 ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時 樹の固定 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 4月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み 挟み又はピンセットで 随時
芽切り - 花芽確認後
葉刈り 経験なし -
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 不要
力枝 ※切断時はトップジンとカットパスター処理 3~6月
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 - -
葉水 好む 夕方
置場 強い陽射し嫌う、通風好む ※寒冷遮遮光50%を 7~9月上旬
肥料 中量 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互
病気・殺菌 特になし 同上
2種類交互
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝し ※推奨事項 3月芽吹き時
根伏せ 可能 3月芽吹き時
取り木 環状剥離 6月
接木 経験なし -


2005年9月1日のメモ

富士桜の特長

桜の中で葉が小さく、小枝も出来やすく作りやすい桜です。花の大きさや色は生息場所によって多少異なりますが、つぼみはピンクで開花後は薄ピンクから白の15mm位の花が咲きます。開花時期は染井吉野の開花より3週間ほど早く咲きます。
又神(枯れ枝)や、さば(洞)も他の桜と比べ長持ちです。

培養ポイント


  1. 所詮桜ですので冬場の切り込みは避け、木の生長時期に切り込む。針金かけと切り込み(葉切り含む)併用を推薦。

  2. 夏の強い日光(30度以上)は日よけネット50%遮光で保護。

  3. 芽が多い、不必要芽は随時書き取る。

  4. 高山系の樹ですが小鉢の場合凍結させると、弱い小枝が枯れるので防寒対策要。

増 殖


  1. 株分け、太い樹の分割植え可能、但し、切りキズ保護必須。実施時期は芽吹き直前。

  2. 取り木、容易、実施時期は芽吹き直前、又は新葉の固まった後。

  3. 挿し木、容易、特に挿し木を奨励する、腕の太さでも芽の多くある部分であれば可能。
    実施時期は芽吹き直前に行い保温、保湿対策要、又は新葉の固まった後、太いものは葉を透かして半日陰に置く。いずれも挿し穂固定は必須。

  4. 根伏せ、容易。

針金かけ


  1. 新芽の時期に0,7~0,8mmのアルミ線を使用すると狙い通りの樹形可能。

  2. 1ヶ月以内に外す、最低気温は20度以下になると木質の硬化速度速い3週間以内に外すこと。冬の針金かけは避ける。

  3. 針金かけ以外に針金で引く、縛る作業も効果ある。

消 毒


  1. スプラサイト(殺虫)+ラーリー(殺菌)各1500倍混合とトレボン(殺虫)+ジマンタイセン(殺菌)各1000倍を交互に行う。3月~12月の期間は毎月1回5月と7月は2回(幼虫のふ化時期のため)。この頻度であれば冬の石灰硫黄合剤散布不要。

  2. 当薬剤は専業農家で使用するものであり、薬剤開封時よりマスク要、粉末剤を吸引し、半年位の咳き込みを経験した、又家の窓、小鳥、金魚等は隔離後散布のこと。

植え替え


  1. 周期は3年又は用土が水を通し難くなった芽吹き前。

  2. 用土は鉢の大きさでも異なるが2号鉢では赤玉7砂を推薦(自生場所は水はけ良)。小枝を増す場合は小粒で、樹勢をつける場合大粒で。

施 肥
目的、手入れ時間に適合した施肥、肥料選定鉄分、リン、亜鉛等微量要素も考慮。

香丁花 ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 6月 ※深切部トップジンを ※寒期作業厳禁
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉7、桐生2、鹿沼1 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち、文人⇒上下1:左右2
針金 ※嫌う、新芽のみアルミ線で 6月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み 挟み又はピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 不要 -
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 不要 -
力枝 幹、枝の太さ調整 ※切除後トップジン塗付必須 随時
呼接ぎ 経験なし
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 - -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む ※冬季保護 保護12~2月
肥料 中量 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に
病気・殺菌 根腐り 同上
ベンレード他2種類交互
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝し※超推奨事項 6月
根伏せ ※超推奨事項 6月
取り木 環状剥離 6月
接木 経験なし -
深山霧島ツツジ 枝別れ最適
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒2~3年 3月芽吹き時、若木6月 ※ 樹の固定 ※ 毛根除去
根切除 2/3、走根は元で 1/2、走り根
使用土 鹿沼10 鹿沼10
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物、泥物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 表土乾燥対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6。直幹⇒上下1:左右1,4 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 4月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで、ヤゴ芽早期除去  随時
芽摘み 鋏で 開花中
芽切り 鋏で 遅いと花芽付かず 開花中
葉刈り 経験なし -
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整や発芽促進、鋏で 随時
力枝 太さ確保、最上部で 随時
呼接ぎ 新枝で 6月
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き厳禁 -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む 7~9月上旬
肥料 少量~中量 植替え後の施肥6ヶ月後又は次年度に 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫、エカキ虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
オルトラン他2種類を交互
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝し※推奨事項 3月芽吹き時、6月
根伏せ 経験なし -
取り木 環状剥離、結束 6月
接木 経験なし -
イボタ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 2月下旬~3月芽動き時 樹の固定 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、冬季避け 6月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み ある程度伸ばしてから ※早過ぎると再芽当たり少 5~7月
芽切り ある程度伸ばしてから 10月
葉刈り 可能 11月
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 - -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む ※冬季保護 保護12~2月
肥料 中量 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に
交配 不要であるが実の付く枝は間延びする -
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝し ※推奨事項 3月芽吹き時
根伏せ 経験なし -
取り木 環状剥離 ※推奨事項 6月
接木 経験なし -
カマツカ(綿毛カマツカ又は荒皮カマツカは実成りが良い)
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時 樹の固定 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 可能、但し花芽付かず 6月まで
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整、 鋏で 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 新芽を 4~6月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 (燐酸主体の肥料) 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫、他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
2種類を交互、石灰硫黄合剤
交配 不要 ※花に雨水をかけない -
増殖 実生 可能、経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝挿し 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 成功例なし -
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 樹形変更に 3月芽吹き直前
ピラカンサ ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時 樹の固定 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 冬季の強い針金かけ避ける 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 鋏で 11月
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 11月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 (燐酸主体の肥料) 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫、とじ虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い -
2種類を交互、石灰硫黄合剤
交配 不要 ※花に雨水をかけない -
増殖 実生 可能、経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 成功例なし 3月
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 可能、経験なし 3月
ウメモドキ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時 樹の固定 用土細かめ 底根カット
根切除 2/3、毛根も 1/3、毛根も
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 可能、但し花芽付かず 6月まで
葉透し 混んでいる部分 随時
葉切り 可能 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 最上部で又は併用で 随時
呼接ぎ 新芽を 4月~7月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量(燐酸主体の肥料) 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
2種類交互、石灰硫黄合剤
交配 雄花で※交配後花に雨水をかけないこと 開花時の午前10時
増殖 実生 雌木率10%レベル 採取時又は春
挿し木 古枝挿し※前年秋切り込みコブ状にして 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 成功例なし 3月
取り木 結束、環状剥離 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 樹種変更可能 3月、呼び接ぎ随時
カイドウ ※超推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 11月~2月 樹の固定 根伏せ素材確保
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、直幹はケヤキ参照
植替後 防風、防寒対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 可能、但し花芽付かず 6月まで
葉透し 混んでいる部分 随時
葉切り 可能 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 新芽を 4月~7月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量(燐酸主体の肥料) 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
何れも可、2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
何れも可、石灰硫黄合剤
交配 リンゴ、カイドウの花で※交配後花に雨水をかけないこと 開花時の午前10時
増殖 実生 可能、経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ ※超推奨事項 11月~3月
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 樹種変更に有効 3月 呼び接ぎ随時
クチナシ ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 5月下旬~6月 深切部トップジンを夜温度15度以上で 寒期作業厳禁
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 ※寒期作業厳禁 5月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み 挟み又はピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 可能、但し花芽付かず 6月まで
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 新芽を 6月
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き不可 -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む ※冬季保護 保護12~2月
肥料 中量 (燐酸主体の肥料) 5~7月、9月
害虫・殺虫 青虫 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
オルトラン粒状他2種類交互※防虫ネット推奨
病気・殺菌 根腐り(根枯れ) 同上
ベンレード他2種類交互
交配 不要 ※花に雨水をかけない -
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝し ※超推奨事項 6月
根伏せ 成功経験なし 6月
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月
接木 種類変更に有効 6月

2005年12月25日のメモ

クチナシ(喜代誉)

現存するクチナシの中では最も葉が小さく、実(葉に比較すると大きめ)もよく付きます。但し、他のクチナシ同様幹や枝、根の傷が腐り込みやすい樹種であり用土、幹、枝等常にブラシとスプレーで清潔にしておく、切り傷は必ずトップジンMペ-ストで保護。
又、クチナシにのみ繁殖する青虫(オオスカシバの幼虫)対策が必須、これ等を実行すれば深緑の小葉と花の香りや高貴な染料である実が楽しめる温暖を好む樹種。

培養ポイント

  1. 前述の通り清潔管理(葉透かしで枝にも日を当てる)、トップジンMペースト処置。
  2. 植え替え、挿し木は夜の気温が15度以上(ゴールデンウイーク後)要。
  3. 防虫対策(防虫ネット)
  4. 枝の強弱は葉切りで調整(5月~9月の期間、斜めに切ると鑑賞も出来る)。
  5. 寒さに弱い樹であり防寒対策要、室入れも霜当てせず行って良い。

増 殖


  1. 挿し木、取り木特に挿し木を推奨(3cmレベル挿し木は数十回の実績あり)。

  2. 根伏せNG (何回かトライするも発芽実績なし)

  3. 温暖を好み、植え替え又は挿し木後寒さに当てると葉が緑~黒~落葉~枝~幹と黒色化して枯れる。(正常の落葉は緑~黄色~落葉~枝から発芽)

針金かけ


  1. 食い込まない内に外すこと。(針金傷から腐り込む)

  2. 当てゴムを使い針金で引くことを推奨。

消 毒


  1. 薬害には強いので通常消毒でOK。

  2. 青虫(オオスカシバの幼虫)対策はオルトラン粒状を鉢にまいても効果はある。但し、10日毎にまく必要があるので防虫ネットを推奨。 防虫ネットは20mmの黒色を推奨。オオスカシバは樹には止まらず舞いながら卵を1つずつ産み付けていくので20mm角の網でも中に入ることはない。

植え替え


  1. 時期は5月末~7月中旬を推奨(植え替え時の不要枝を同時に挿す)

  2. 用土は荒めで水はけが良いこと(清潔確保のため)

  3. 根の切り込みは切れる刃物で(鋏で切ったままでは根枯れ発生)行うこと3㎜以上の傷にはトップジンMペーストを塗布。

  4. 底に水のたまる鉢は使用不可。(根腐りの原因)

施 肥


  1. 肥料(科学肥料除く)多めでも可。但し、葉透かしと比例で行うこと透かし時は肥料除去。小鉢の秋肥は微量で、多過ぎると根焼けだろうか葉色が黄ばむ対策はマイシン。

  2. 施肥時期4月末~7月上旬、植え替え後鉢底より根は確認できた後。

培養作業目安表 実物類:キンズ

キンズ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 6月 ※粗め用土で 深切部トップジンを 夜温度15度以上で 寒期作業厳禁
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1
植替後 防風、表土乾燥対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、※寒期作業厳禁 6月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み 挟み又はピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 鋏で 6月まで
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 新芽を 6月
灌水 水かけ 表土乾かぬ前に ※根に酸素供給多くさせる 各自頻度設定
腰水 浸け置き不可 -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む ※冬季保護 -
肥料 中量(比較的肥料好む)(燐酸主体の肥料) 5~7月、9月
害虫・殺虫 エカキ虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
オルトランと他2種類を交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 根腐り(根枯れ) 同上
ベンレードと他2種類交互、石灰硫黄合剤
交配 不要 ※花に雨水をかけない -
増殖 実生 可能、実施経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 6月
根伏せ ※推奨事項 6月
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月
接木 樹形変更 6月 呼び接ぎ
ガマズミ ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 1~2月 樹の固定 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、 6月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み 挟み又はピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 可能、但し花芽付かず 6月まで
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 ※重要作業 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き不可 -
葉水 好む 夕方
置場 午前日照午後日陰、通風好む -
肥料 中量 5~7月、9月
害虫・殺虫 特になし 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に
病気・殺菌 ガンシュ病他 同上
ベンレード他2種類を交互
交配 経験なし -
増殖 実生 可能、但し経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝し ※推奨事項 3月、6月
根伏せ 実施するも成功経験なし 2月
取り木 環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月
接木 経験なし -
ツルウメモドキ ※超推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒3~4年 3月芽動き時 ※樹の固定
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 懸崖⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、 6月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み 結実後 6月
芽切り 結実後 6月
葉刈り 可能、但し2番実不安定 6月
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 - -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 (燐酸主体肥料を) 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
交配 雄花で交配(交配しないものは施肥時実落下あり) 開花時
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝し 3月芽吹き時
根伏せ ※超推奨事項 2~4月
取り木 環状剥離 6月
接木 経験なし -

培養作業目安表 葉物類:チリメン桂

チリメン桂 ※超推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒3~4年 6月上旬 樹の固定 寒期作業厳禁 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、※寒期作業厳禁 6~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み 鋏で 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 11月
葉透し 随時 随時
葉切り 強い枝の葉半分を鋏で 5~7月
力枝 幹、枝の太さ調整 ※切除後トップジン&カツトパスター 傷巻き難 -
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む ※冬季保護 -
肥料 中量~少量 4~6月中量、9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互
病気・殺菌 強い 同上
ラーリー他2種類交互
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 4月芽吹き時又は6月
根伏せ 成功経験なし 6月
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月
接木 間延び救済に有効 6月
エノキ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時 樹の固定 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、直幹はケヤキ参照
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 経験なし -
葉透し 随時 随時
葉切り 太さ調整と発芽促進 5~7月
力枝 幹、枝の太さ調製 随時
呼接ぎ 新枝を 5~6月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 中量~少量 4~6月中量、9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
ラーリー他2種類を交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 ※推奨事項
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 成功経験なし -
取り木 結束、環状剥離 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 経験なし -
日榊(浜日榊も同様)
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年  古木⇒4~5年 3月芽吹き時 ※ 樹の固定 ※ 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 鹿沼10 鹿沼10
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 表土乾燥対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6。直幹⇒上下1:左右1,4 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 4月~7月、11月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで、 随時
芽摘み 鋏で 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 随時
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 太さ調整や発芽促進、鋏で 随時
力枝 太さ確保調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き厳禁 -
葉水 好む 夕方
置場 午前日照午後日陰可、通風好む 7~9月上旬
肥料 少量~中量  5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫、他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし 採取時又は春
挿し木 古枝し※推奨事項 3芽吹き時、6月
根伏せ 経験なし -
取り木 環状剥離、結束 6月
接木 経験なし -
夏ツタ、アメリカツタ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1年  古木⇒2~3年 3月芽吹き時
※ 樹の固定
※ 底根カット
根切除 2/3、走根は元で 2/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 4月~7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで  随時
芽摘み 鋏で 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 6月
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 不要 -
力枝 芽太りで(ツル物は総じて芽数を増やし太らせる) 随時
呼接ぎ 不要 -
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水 浸け置き厳禁 -
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 5~7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 特になし 同上
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
交配 不要 -
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝し※推奨事項 2月芽吹き時
根伏せ 経験なし -
取り木 環状剥離 6月
接木 経験なし -
ニレケヤキ ※超推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時
樹の固定
底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、 株立ち、その他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 6月まで
葉透し 随時 随時
葉切り 太さ調整と発芽促進 5~7月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 中量~少量 4~6月中量、9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
ラーリー他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 成功経験なし -
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 経験なし -

培養作業目安表 葉物類:ケヤキ

ケヤキ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時
樹の固定
底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 直幹木⇒樹高と同程度
植位置 鉢の空き寸法方向1,4、反対方向1、前後1:1
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 直幹木⇒上下1:左右1,4比
針金 培養中⇒アルミ線 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線(内側に引く、冬季落葉後束ねる) 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 6月上旬まで
葉透し 随時 随時
葉切り 太さ調整と発芽促進 5~7月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 ヤナギ葉性を 採取時又は春
挿し木 古枝挿し 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 環状剥離は3月、6月
接木 経験なし -

培養作業目安表 松柏類:石化檜

石化檜 ※推奨樹種
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2~3年  古木⇒4~6年 4月芽動き時樹の固定
底根はカッターナイフでカット
根切除 2/3、走根は元で 1/3土も残す、走り根
使用土 赤玉7、桐生3 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向1,6、反対方向1、前後1:1
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2比、文人⇒上下2:左右1、その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 10~3月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 強い芽を 5~9月
芽切り 芽摘みの代用(シャープなナイフで)タイセン消毒 5~9月
葉刈り 経験なし -
葉透し ピンセットで ※重要作業 随時
葉切り 芽摘みの代用(シャープなナイフで) 5~9月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む
肥料 少なめ 2~5月、9~10月
害虫・殺虫 とじ虫等 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類交互
病気・殺菌 赤枯れ 同上
タイセン他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝挿し 3月、6月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 環状剥離は6月
接木 樹形変更に有効 4月中旬

培養作業目安表 松柏類:津山檜

津山檜 ※推奨樹種
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2~3年  古木⇒4~6年 4月芽動き時
樹の固定
底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/2土も残す、走り根
使用土 赤玉7、桐生3 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向1,6、反対方向1、前後1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2比、その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 10~3月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 指先で 5~9月
芽切り 芽摘みの代用(シャープなナイフで)タイセン消毒 5~9月
葉刈り 経験なし -
葉透し 随時 ※重要作業 随時
葉切り 不要 5~9月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少なめ 2~5月、9~10月
害虫・殺虫 とじ虫等 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類交互、
病気・殺菌 赤枯れ 同上
タイセン他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 経験なし(サワラ経験あり)
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月、6月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 環状剥離は6月
接木 樹形変更に有効 3月中旬
八房杜松 ※推奨樹種
分類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2~3年  古木⇒4~6年
根切除 2/3、走根は元で 1/2土も残す、走り根
使用土 赤玉6、桐生4 赤玉7、桐生3
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒樹高1:樹幅1,6比、直幹木⇒上下1:左右1,4比、 寄せ、株立ち⇒上下1:左右2比、文人⇒上下2:左右1、その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 5~9月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 指先又は切れる鋏、ナイフで作業後タイセン消毒 5~10月
芽切り 同上作業後タイセン消毒 5~10月
葉刈り 経験なし -
葉透し 懐を除去 5~9月
葉切り 経験なし -
力枝 幹、枝の太さ調整 力枝切除次年
呼接ぎ 経験なし -
ジン付 刃物工夫要 ※春のジン作りは腐り易い 9月下旬10月中旬
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 多め 3~6月、9~10月
害虫・殺虫 油虫、とじ虫等 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 赤枯れ  切り込み時タイセン消毒必須 同上
ラーリー他2種類交互に、石灰硫黄合剤
増殖 挿し木 古枝挿し※推奨事項 3月、10月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 6月
接木 上質性を接ぐと効果大、真柏への接ぎ木樹勢良 3月中旬
赤松
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒4~6年 桜開花時期
樹の固定
底根はカッターナイフでカット
根切除 2/3、走根は元で 1/3土も残す、走り根
使用土 赤玉1、桐生1、矢作1 赤玉5、桐生3、矢作2
使用鉢 仕立鉢、ザル 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1 -
植替後 早期植替え、根洗い植替え、力枝付き植え替えは10日程風に当てない -
整姿 樹寸法 懸崖⇒上下1:左右2比、文人⇒上下2:左右1、その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要 -
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 7月~翌3月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 弱い芽摘み、7日後強い芽摘み 7月10~15日
芽切り 不要芽切除、太さ制御切除⇒4~5月 新芽誘発切除9月20日
葉刈り なし -
葉透し 樹冠枝2~3枚、中間枝3~4枚、下部枝4~6枚 10月下旬~翌7月
葉切り 鑑賞木⇒飛び出し葉のみ -
力枝 幹、枝の太さ調整 ※植替え時力幹、枝切除厳禁 力枝切除7月以後
呼接ぎ なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いた後の午前中基本(冬季午後は鉢冷) 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 夏日は、鉢を冷やすことも合わせて 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 多好む 12月少量、2月~7月中量
害虫・殺虫 油虫、貝殻虫、ダニ他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 サビ病、葉ふるい病他 同上※展着剤添加
ベンレード他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 3~5日水に漬け沈んだものを蒔く
挿し木 実生挿し(古枝挿し成功実績なし) 本葉で始めた時
根伏せ 経験なし -
取り木 経験なし -
接木 上質性をより根元に接ぐと効果大 2月下旬



























































































































































黒松
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒若木⇒1~2年 古木⇒4~6年 桜開花時期(3月20日前後)
※樹の固定
※底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3土も残す、走り根
使用土 赤玉1、桐生1、矢作1 赤玉5、桐生3、矢作2
使用鉢 仕立鉢、ザル 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1 -
植替後 早期植替え、根洗い植替え、力枝付き植え替えは10日程風に当てない -
整姿 樹寸法 模様木⇒樹高1:樹幅1,6比、直幹木⇒上下1:左右1,4比、寄せ、吹流し、懸崖⇒上下1:左右2比、文人⇒上下2:左右1、その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要 -
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 7月~翌3月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 弱い芽摘み、7日後強い芽摘み 7月25~8月5日で
芽切り 不要芽切除、太さ制御切除⇒4~5月 新芽誘発切除9月20日
葉刈り なし -
葉透し 樹冠枝2~3枚、中間枝3~4枚、下部枝4~6枚 10月下旬~翌7月
葉切り 鑑賞木⇒飛び出し葉のみ 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 ※植替え時力幹、枝切除厳禁 力枝切除7月以後
呼接ぎ なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いた後の午前中基本(冬季午後は鉢冷) 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 夏日は、鉢を冷やすことも合わせて 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 多好む 2月~7月中量 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫、貝殻虫、ダニ、芯食い虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 サビ病、葉ふるい病他 同上 ※展着剤添加
ベンレード他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 3~5日水に漬け沈んだものを蒔く
挿し木 実生挿し(古枝挿し成功実績なし) 本葉で始めた時
根伏せ 経験なし -
取り木 経験なし -
接木 上質性をより根元に接ぐと効果大 2月下旬

培養作業目安表 松柏類:黒松

黒松
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒若木⇒1~2年 古木⇒4~6年 桜開花時期(3月20日前後)
※樹の固定
※底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3土も残す、走り根
使用土 赤玉1、桐生1、矢作1 赤玉5、桐生3、矢作2
使用鉢 仕立鉢、ザル 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1 -
植替後 早期植替え、根洗い植替え、力枝付き植え替えは10日程風に当てない -
整姿 樹寸法 模様木⇒樹高1:樹幅1,6比、直幹木⇒上下1:左右1,4比、寄せ、吹流し、懸崖⇒上下1:左右2比、文人⇒上下2:左右1、その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要 -
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 7月~翌3月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 弱い芽摘み、7日後強い芽摘み 7月25~8月5日で
芽切り 不要芽切除、太さ制御切除⇒4~5月 新芽誘発切除9月20日
葉刈り なし -
葉透し 樹冠枝2~3枚、中間枝3~4枚、下部枝4~6枚 10月下旬~翌7月
葉切り 鑑賞木⇒飛び出し葉のみ 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 ※植替え時力幹、枝切除厳禁 力枝切除7月以後
呼接ぎ なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いた後の午前中基本(冬季午後は鉢冷) 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 夏日は、鉢を冷やすことも合わせて 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 多好む 2月~7月中量 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫、貝殻虫、ダニ、芯食い虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 サビ病、葉ふるい病他 同上 ※展着剤添加
ベンレード他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 3~5日水に漬け沈んだものを蒔く
挿し木 実生挿し(古枝挿し成功実績なし) 本葉で始めた時
根伏せ 経験なし -
取り木 経験なし -
接木 上質性をより根元に接ぐと効果大 2月下旬

培養作業目安表 実物:ズミ

ズミ (一才性)※超推奨樹種
分類 実物 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年 古木⇒3~4年 11月~2月
※樹の固定
※根伏せ素材確保
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒樹形に適合させて -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、直幹はケヤキ参照 -
植替後 防風、防寒対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、
株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
-
針金 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 5随時
葉刈り 可能、但し花芽付かず 6月まで
葉透し 混んでいる部分 随時
葉切り 太さ調整 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 新枝で 3~7月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 (燐酸主体の肥料) 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 ガンシュ病 同上
ベンレード他2種類交互、石灰硫黄合剤
交配 リンゴ、カイドウの花で※交配後花に雨水をかけないこと 開花時の午前10時
増殖 実生 一才ズミで 採取時又は春
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ ※推奨事項 11月~2月
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 樹種変更 ※呼び接ぎ推奨事項/b> 2月下旬 呼び随時


2005年9月7日のメモ

ずみの特性(海棠もほぼ同じ)

ずみには山の裾野に多く自生している物と一才性の物に大別できますが5~6mm黄色の実は艶があり秋の展示会には最適です。挿し木、取り木、根伏せ何れも容易。
自生のズミは葉が大きく枝も荒く、実のなっている樹の根伏せをしても実がなるまでには10年位を要します。

一才ズミを推奨します。実生でも1年目でも管理によっては実がなりますが2年目には確実に実が付きます、実生の実なりの率は50%以上です。根伏せは当然翌年に実が付きます、枝は細かくミニ盆栽には最適。

培 養


  1. 植え替え、根伏せは9月末~1月末。春植えは厳禁。

  2. 上記を除けば特に注意点は無い作りやすい樹種

増 殖


  1. 根伏せ(根は自然の曲がりを活用すると面白い。土から3~5ミリ出して植え付けることを推奨。ビニールカップを使うと発芽後ビニールを少しづつ切り下げ秋には狙いの樹形が得られる様にし、本鉢に植えることが可能。何より、古くなると亀甲状の木肌が得られ木肌が剥がれにくい。これは他の樹木にも共通している。

  2. 実生(一才性に限定のこと、又海棠やりんごと交配すると大きな実や赤い実が付くことも在り楽しい)

  3. 挿し木、古枝は秋挿し保護管理要、新芽挿しは葉の固まった後(入梅時挿せば2週間で発根する)切り口はトップジン塗布しティシュぺーパーで拭き取る(多く付けすぎると切り口がコブ状になる)

針金かけ


  1. 新芽が柔らかい間にかける(木質が固まると針金が効きにくい)

  2. 根伏せした部分は針金が多少効きやすい。

消 毒


  1. 一般消毒で可

  2. 根の異常にはカッパーシン(明治製菓製=マイシンと銅水和剤の混合)が良い。

植え替え


  1. 植え替え時期は秋~1月末厳守。

  2. 春の植え替えは避ける。

  3. 用土は赤玉8 桐生2 竹炭0,5の量が私の実績です。

施 肥


  1. 多肥は避ける、燐酸分、カリ分、微量要素重視

  2. 実は多く付いている木は 実が止まったことを確認後2寸鉢に小指大の雑木用肥料1個施肥(小さい鉢の場合は実が多く付いた翌年、花芽が付かないことがある、その対策として本来とは異なる時期ですが少し肥料を与えています)

培養作業目安表 葉物類:カエデ

カエデ ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1〜2年 古木⇒3〜4年 3月芽吹き時
※樹の固定
※底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向:反対方向が1.6:1、前後1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒上下:左右が1:1.6
直幹木⇒上下:左右が1:1.4
株立ち、懸崖⇒上下:左右が1:2
文人⇒上下:左右が2:1
その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
-
針金 培養中⇒アルミ線 3〜9月
枝引き 培養中⇒アルミ 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで -
芽切り 鋏で 5月末
葉刈り 鋏で 6月上旬まで
葉透し 随時 随時
葉切り 強い葉のみ主脈部を残して 5?7月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 新枝で ※推奨事項 4?7月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 若木中量、古木少量 若木2?6月、古木9?10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
ラーリー他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 良質種子を 採取時
挿し木 古枝挿し ※推奨事項(良質枝を) 3月芽吹き時、新枝6月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離は6月、外し9月下旬
接木 樹形変更に有効 ※必須事項 随時 新芽が容易

培養作業目安表 葉物類:モミジ

モミジ ※推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1〜2年 古木⇒3〜4年 3月芽吹き時
※樹の固定
※底根はカッターナイフでカット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向:反対方向が1.6:1、前後1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒上下:左右が1:1.6
直幹木⇒上下:左右が1:1.4
寄せ、株立ち⇒上下:左右が1:2
文人⇒上下:左右が2:1
その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
-
針金 培養中⇒アルミ線 3〜9月
枝引き 培養中⇒アルミ 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで -
芽切り 鋏で 5月末
葉刈り 鋏で 6月上旬まで
葉透し 随時 随時
葉切り 強い葉のみ主脈部を残して 5?7月
力枝 幹、枝の太さ調整(裂き取ると傷後が綺麗) 随時
呼接ぎ 新枝で ※推奨事項 4?7月
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む ※夏季50%遮光 -
肥料 若木中量、古木少量 若木2?6月、古木9?10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 うどん粉他 同上
ラーリー、タイセン他交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 良質種子を 採取時
挿し木 古枝挿し ※推奨事項(良質枝を) 3月芽吹き時、新枝6月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離は2月下旬、外し6月
接木 樹形変更に有効 特に呼び接ぎ必須 随時 新芽が容易

培養作業目安表 松柏類:五葉松

五葉松
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2〜3年 古木⇒4〜6年 8月中旬〜9月初旬
※8月植えは荒仕事可
※樹の固定
※植替え前針金厳禁
根切除 2/3、走根は元で春植えは根元土残す 1/3土は残す、走根切る春植えは根元土残す
使用土 赤玉6、桐生4 赤玉6、桐生4
使用鉢 仕立鉢 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1.6:反対方向1、前後1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒樹高1:樹幅1.6比
直幹木⇒上下1:左右1.4比
寄せ、吹流し、懸崖⇒上下1:左右2比
文人⇒上下2:左右1
その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
-
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 2〜3月、10〜11月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 不可 -
芽切り 強い芽の半分を折る 5月
葉刈り 経験なし -
葉透し 樹冠枝2〜3枚、中間枝3〜4枚、下部枝4〜6枚 7〜9月
葉切り 鑑賞木⇒飛び出し葉のみ 随時
力枝 幹、枝の太さ調整 ※植替え時力幹、枝切除厳禁 力枝切除次年
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いた後の午前中基本 ※乾燥好む 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 不要 -
置場 日照好む、通風好む
肥料 控えめ 9〜10月に中量、2月少量
害虫・殺虫 油虫、貝殻虫、ダニ他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種を交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 うどん粉他 同上 ※展着剤添加
ラーリー他交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 3〜5日水に漬け沈んだものを蒔く
挿し木 実生挿し(古枝挿し成功実績少) 本葉で始めた時
取り木 経験なし(友人は多数あり但し種類によってNG) -
接木 上質性をより根元に接ぐと効果大 -

培養作業目安表 松柏類:真柏

真柏
分類 松柏類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2〜3年 古木⇒4〜6年 3月下旬、9月上旬
※樹の固定
※※酸性嫌う
根切除 1/2、走根は元で春植えは、根元土残す 1/2、走り根春植えは、根元土残す
使用土 赤玉10 赤玉10
使用鉢 仕立鉢 鑑賞は泥物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒各樹形に適合要 -
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向1.6:反対方向1、前後1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒樹高1:樹幅1.6比
文人⇒上下2:左右1
その他⇒各樹形に適合させるも黄金比、白銀比、三阿弥比参照要
-
針金 培養中⇒アルミ線可、鑑賞中⇒銅線 5〜9月
枝引き 培養中⇒アルミ、銅線可、鑑賞中⇒銅細線 随時
芽掻き 不要芽除去 随時
芽摘み 指先で 5〜9月
芽切り 指先で作業後タイセン消毒 5〜6月
葉刈り なし -
葉透し 鋏で 随時
葉切り なし -
力枝 幹、枝の太さ調製 力枝切除次年
呼接ぎ 経験なし -
ジン付 刃物工夫要 ※春のジン作りは腐り易い 9月中旬
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む
肥料 少量 ※完成品は極少 3〜6月、9〜10月
害虫・殺虫 ダニ他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
ピラニカ、他スプラサイド他2種交互、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 特になし 切り込み時タイセン消毒必須 同上
ラーリー他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝挿し(秋挿しは、保護春まで要但しジン強) 3月、6月、9月下旬
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月外し9月
接木 八房杜松接ぐも可 3月中旬

培養作業目安表 花物:長寿梅

長寿梅
分類 花物 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒2年 古木⇒3〜4年 9月中旬、1〜2月
※深切部トップジンを
※春植え替え葉ベンレード浸け要
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、株立ちその他⇒樹形に適合させて -
植位置 鉢の空き寸法は曲がり方向:反対方向が1:1.6、前後が1:1 -
植替後 防風対策 -
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1.6
直幹木⇒上下1:左右1.4比
株立ち、懸崖⇒上下1:左右2
-
針金 培養中⇒アルミ線、 6〜7月
枝引き 培養中⇒アルミ線、 随時
芽掻き 挟み又はピンセットで 随時
芽摘み 挟み又はピンセットで 随時
芽切り 結実確認後 10月
葉刈り 可能、 6月又は11月
葉透し 混んでいる部分を 随時
葉切り 不要
力枝 幹、枝の太さ調製 随時
呼接ぎ 経験なし
灌水 水かけ 表土が乾きかけたら 各自頻度設定
腰水
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む
肥料 中量 5〜7月、9月
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末産卵、7月孵化よって2週に1回
2種類を交互高濃度避けること
病気・殺菌 ガンシュ病 同上
ベンレード他2種類交互
交配 不要であるが実を付けない方が枝劣化少ない
増殖 実生 経験なし
挿し木 古枝し 2月
根伏せ 有効 2月
取り木 経験なし
接木 経験なし

培養作業目安表について

過去6年間の培養日誌に基づき樹種別に作業内容を整理しましたのでご報告致します。
結論的には、プチ盆栽の場合、丈夫で培養が容易な樹種に限定して育てることをお勧めします。

幾ら珍品であっても、培養困難樹種で結果の都度、嘆き悲しむのではたまりません。
趣味は、楽しいから継続出来るのだと思います。
毎年少しずつでも進歩、進化していく様を眺める楽しさは格別です。

培養作業目安表一覧
樹種事例(備考)
黒松2005年市場に気に入ったプチサイズが無いので始めて実生
赤松2004年知人に頂戴した山取、サビ病を持ち込み他に伝染
五葉松2004年針金かけ後の春植替えで62%が枯れる その後初秋植替
八房杜松2002年ジン付け時期の10月挿し木、径2センチ成功80%レベル
真柏2006年知人の処分品二本を接木&取り木同時作業、楽しみな樹に
津山檜2006年挿し木、2008年25mm鉢に植え付け飾れる
石化檜2007年友人より頂戴、間伸び部に接木
モミジ以前より、径3センチ挿し木成功。但し秋の切り込みで芽当たり多い物は活着率高い。(注:管理期間長く、取り木無難)
カエデ同上 但し、葉の粗い性成功率低い
ケヤキ2002年実生の中に成長の悪いものがあり結果は速くやさしい樹に
ニレ欅2006年友人より樹齢40年を譲り受け挿し木
エノキ2003年散歩道のコブを挿し木7センチ成功、2〜3センチ多数成功
チリメン桂2004年4月16日1センチ株状挿し木、9月2万円で業者渡し
ズミ12〜2月の作業閑散時期植替え、根伏せの適時
カイドウ同上、幹腐りの粗雑品石をはめ込むと盆栽世界表紙に
ウメモドキ以前より2〜3センチ挿し木多数、現在仮称「斑入り富士」準備中
ピラカンサ2007年挿し木2年目品冬季強針金で半数枝枯れ又は枯れる
カマツカ荒皮、綿毛カマツカ挿木2年目結実、日本カマツカ19年未開花
キンズ2007年根伏せ+接木、同3センチ5本挿し木100%成功
クチナシ挿し木多数、2006年6月本鉢へ挿し木10月に大阪展示会出展
ガマズミ過去例、挿木4年生7万円で売る、次週オークションで35万円
イボタ過去例、新芽摘みで発芽止まる 現在は伸ばした後切除している
蔓ウメモドキ過去例、1月2日採取の根霧吹き後ビニール袋で密閉、発芽後植
長寿梅2008年古い細枝挿し木23鉢92%成功
香丁花過去例、根伏せ100%、古枝へ針金賭け枝枯れ多数
富士桜挿し木例多数
椿(露開)過去例、藪ツバキの根に露開接木多数
草物1センチ以下のミニ草では、万年草、イワレンゲ、爪レンゲ、セッコク以外成功例なし ミセバヤも今ひとつ。
ミニバラ「あずさ」名のミニバラが小さくてよい
夏ツタ根伏せ実施するも発芽せず、芽当たり部挿し木100%
深山霧島挿し木容易、枝別れ良好。挿し木、植替え後の施肥6ヶ月後要
日榊古枝挿し木例多数、実生でも仕上がり速い
  1. 2008年5月末現在、上表の種類が7センチ以下でも盆栽としての樹形を保ち、持ち込むことが出来ると考えます。
  2. この中でも網掛けの樹種は、入手も容易でありこれ等の種類のみで展示会に事欠くことはありません。
  3. その他、良い事例がありましたら教えて下さい。