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事前に構想を練る

父の原稿ではなく資料を基にした娘の感想です。

鉛筆ラフスケッチ

父は盆栽を作るのに時々ラフスケッチを描いていました。
盆栽が好きだったけれど、そもそも「芸術」が好きで
絵を描くこと自体好きだったんじゃないかと思います。

広告の裏紙に筆ペンでさらっと書いた木の絵が
なかなか味があってステキなのです。

image.jpg

鉛筆や筆ペンだけでなく、タッチペンを買ってパソコンでも
ラフ図を描いていました。
表裏反転ができたり、実の有/無等でバリエーションを試した画像が
いくつか残っていました。

木に針金をうって長い時間をかけて形を作る盆栽づくり。
まずはどんな姿にしたいのか、
しっかりイメージを固めてから始めるのは合理的だし、
木にも優しいと思うのです。

土の保護ネットについて

父の盆栽棚の様子

先日盆栽の土の上にかけている緑色の保護ネットについて
メールにてお問い合わせいただきました。

同じような疑問を持たれている方もあるかと思い、
記事として公開させていただきます。

この保護ネットは「しょうが用のネット袋」を使っています。
スーパーで時々玉ねぎが赤いネットに入って売られていますが、
あれと同じ素材の緑色の袋が山梨県南巨摩郡の農協で
生姜用として売っていたそうです。

「生姜用ネット袋」が正式な商品名が分かりませんが、
お近くの農協や農業用品がそろっているホームセンターなどでも
売っているのではないかと思います。

野菜用ネットは重量のある野菜を屋外に置いたりつるしたりして
利用するために強度があり、盆栽用ネットとして適していたようです。
玉ねぎやミカンに使われる赤いネット袋の方が入手しやすいのですが
緑に比べて色落ちしやすいため棚が汚れるのを嫌ったそうです。

このネットを適当な大きさに切ったものを土の上にかぶせ、
つなぎ目部分は住宅用ホッチキスの歯を
1本づつバラバラにしたもので止めていました。

住宅用ホッチキスの歯も屋外で長期間の利用が想定されているため
錆びない素材のモノが販売されている点が盆栽を傷めなくて良いようです。

市川三郎について

おとうの写真

【肩書き(2008年10月当時)】

(社)全日本小品盆栽協会参事、認定講師
ミニ盆栽きらく会顧問
日本豆盆栽連盟副会長
PB(プリティー ボンサイ)火の国顧問

【受賞暦】

第27回雅風展 (社)京都府観光連盟賞
第31回雅風展 日本名鉢保存協会小
第32回雅風展 功労賞

認定講師章
トロフィー

震災被害に合われた方々へ

震災被害に合われた方々へ、謹んで、お見舞い申し上げます。

また、地震について心配のご連絡を戴いた方々
お気遣いいただき大変ありがとうございます。

東京の自宅も仕事も、静岡の実家も特に影響なく
毎日節電しながら普通に暮らしています。

公開が遅れていました4月分の資料は4枚あります。

明日から順次公開していきますので
引き続きよろしくお願いします。

参考文献

父の原稿を公開するにあたり、
基本的な用語が判らないために以下の書籍を参考にさせていただきました。

小品盆栽 松柏類から山野草まで 入門

片山貞一 著
イケダブックス237

父の本棚から借りた1冊。
初版は昭和45年、著者は明治41年生まれという古い本ですが
盆栽の基本的なことは古いも新しいも無いだろうと思い
この本を参考にさせていただいています。

よくわかる樹木大図鑑

これも父の本棚から借りてきた1冊。
昔から同じような図鑑を持っていたらしいのですが
最初の入院の時に誰かにあげてしまったようなのです。
しかし、治療が終わって退院したとたんにまた買いに行ったのだそうです。
父にとって図鑑も盆栽をやる上で「必需品」なのかもしれません。

父の資料の中には書きかけの資料もいくつかあります。
中には木の名前が書かれていない物も。
そんな木の種類を調べようと借りてきたのですが、
父の資料はどれも根っこや芽の写真ばかりで結局何の手がかりも得られませんでした。


プチ盆栽日記について

このブログでは父「三郎」が書き溜めた100ファイル以上もある
プチ盆栽の作り方日記を娘の「jr」が公開しています。

あまりにも数が多いですし
父が作業月ごとに資料をまとめてくれていたので
「作業月の前月までには公開する」ことを目標に
ぼちぼちと公開していく予定です。

なお、以下2つのカテゴリーは盆栽素人の娘が書いています。

補足或いは蛇足
このブログを書く上で判らなかった用語をメモしたり、 父の樹や鉢の写真を公開しています。
樹種別
作業月ごとに書かれた日記を樹の種類別に確認するためのカテゴリーです。