分類 | 実物 | 実施時期(於:富士市) | ||
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植替 | 頻度 | 若木⇒1~2年 | 古木⇒3~4年 | 11月~2月 ※樹の固定 ※根伏せ素材確保 |
根切除 | 2/3、走根は元で | 1/3、走根 | ||
使用土 | 赤玉8、桐生2 | 赤玉8、桐生2 | ||
使用鉢 | 仕立鉢 | 鑑賞は色物鉢 | ||
鉢サイズ | 模様木、直幹木⇒樹高と同程度、その他⇒樹形に適合させて | - | ||
植位置 | 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、直幹はケヤキ参照 | - | ||
植替後 | 防風、防寒対策 | - | ||
整姿 | 樹寸法 | 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち、懸崖⇒上下1:左右2 |
- | |
針金 | 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 | 3~9月 | ||
枝引き | 培養中⇒アルミ線、鑑賞品不可 | 随時 | ||
芽掻き | ピンセットで | 随時 | ||
芽摘み | ピンセットで | 随時 | ||
芽切り | 鋏で | 5随時 | ||
葉刈り | 可能、但し花芽付かず | 6月まで | ||
葉透し | 混んでいる部分 | 随時 | ||
葉切り | 太さ調整 | 随時 | ||
力枝 | 幹、枝の太さ調整 | 随時 | ||
呼接ぎ | 新枝で | 3~7月 | ||
灌水 | 水かけ | 表土白く乾いたら | 各自頻度設定 | |
腰水 | 水通りの悪い鉢のみ | 随時 | ||
葉水 | 好む | 夕方 | ||
置場 | 日照好む、通風好む | - | ||
肥料 | 少量 (燐酸主体の肥料) | 9~10月少量 | ||
害虫・殺虫 | 油虫他 | 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続 | ||
スプラサイド他2種類を交互、石灰硫黄合剤 | ||||
病気・殺菌 | ガンシュ病 | 同上 | ||
ベンレード他2種類交互、石灰硫黄合剤 | ||||
交配 | リンゴ、カイドウの花で※交配後花に雨水をかけないこと | 開花時の午前10時 | ||
増殖 | 実生 | 一才ズミで | 採取時又は春 | |
挿し木 | 古枝挿し ※推奨事項 | 3月芽吹き時、新芽挿し6月 | ||
根伏せ | ※推奨事項 | 11月~2月 | ||
取り木 | 結束、環状剥離 ※推奨事項 | 環状剥離6月、外し9月下旬 | ||
接木 | 樹種変更 ※呼び接ぎ推奨事項/b> | 2月下旬 呼び随時 |
2005年9月7日のメモ
ずみの特性(海棠もほぼ同じ)
ずみには山の裾野に多く自生している物と一才性の物に大別できますが5~6mm黄色の実は艶があり秋の展示会には最適です。挿し木、取り木、根伏せ何れも容易。
自生のズミは葉が大きく枝も荒く、実のなっている樹の根伏せをしても実がなるまでには10年位を要します。
一才ズミを推奨します。実生でも1年目でも管理によっては実がなりますが2年目には確実に実が付きます、実生の実なりの率は50%以上です。根伏せは当然翌年に実が付きます、枝は細かくミニ盆栽には最適。
培 養
- 植え替え、根伏せは9月末~1月末。春植えは厳禁。
- 上記を除けば特に注意点は無い作りやすい樹種
増 殖
- 根伏せ(根は自然の曲がりを活用すると面白い。土から3~5ミリ出して植え付けることを推奨。ビニールカップを使うと発芽後ビニールを少しづつ切り下げ秋には狙いの樹形が得られる様にし、本鉢に植えることが可能。何より、古くなると亀甲状の木肌が得られ木肌が剥がれにくい。これは他の樹木にも共通している。
- 実生(一才性に限定のこと、又海棠やりんごと交配すると大きな実や赤い実が付くことも在り楽しい)
- 挿し木、古枝は秋挿し保護管理要、新芽挿しは葉の固まった後(入梅時挿せば2週間で発根する)切り口はトップジン塗布しティシュぺーパーで拭き取る(多く付けすぎると切り口がコブ状になる)
針金かけ
- 新芽が柔らかい間にかける(木質が固まると針金が効きにくい)
- 根伏せした部分は針金が多少効きやすい。
消 毒
- 一般消毒で可
- 根の異常にはカッパーシン(明治製菓製=マイシンと銅水和剤の混合)が良い。
植え替え
- 植え替え時期は秋~1月末厳守。
- 春の植え替えは避ける。
- 用土は赤玉8 桐生2 竹炭0,5の量が私の実績です。
施 肥
- 多肥は避ける、燐酸分、カリ分、微量要素重視
- 実は多く付いている木は 実が止まったことを確認後2寸鉢に小指大の雑木用肥料1個施肥(小さい鉢の場合は実が多く付いた翌年、花芽が付かないことがある、その対策として本来とは異なる時期ですが少し肥料を与えています)