※ キンズつくりのポイントは、寒い時期には、いじらない
1. 挿し穂を親木(元木)から切り離すところ
太さ3,5cm、幹にねじれがあり将来が楽しみな位置を鋸で切断。
(より斜めに切断すれば5cmの太さに見える) 最大太さ5cm位の経験あり。
各位、必ず実施のこと。
いずれにしても①樹勢(樹の勢い)が良いこと。
②作業時期が、最低気温15度以上のこと。これを励行すれば容易な樹種です。
2. 挿し穂の傷口をきれいに削り薬剤処置したところ
切断後小刀できれいに仕上げ、トップジン塗付、続いてカットパツター貼り付け。
(枝の切除部は、カットパスターペーストで可)
挿し木する位置の検討。
※ 挿し穂径の2倍程度の鉢であれば、直接化粧鉢へ挿し木しても発根例あり。
※ 必ず出来ます実施して下さい
3. 挿し穂を固定したところ
挿し木用土粗め(私の用土尺度。
粗め=1,5mm~4mm、細かめ=1,5mm~3mmと決めています)挿し穂が動かない様固定。
鉢は2号、表土上に2箇所、水苔小指大を置き保水します。
防風対策すれば午前中日照する棚上OKこの時期実施しますと挿し木三週間後、鉢底から根が確認出来ます。(発根100%)
同じ木、同じ作業の資料が有りました。
キンズは夜の気温が15度~20度の時期に行うと植え替えや挿し木、取り木、針金かけ等何をやっても良いのですが、春植え等寒期の作業を極度に嫌う樹種です。
今回は、4月30日と少し早いのですが挿し木後、盆栽小屋内に置き保護し、5月下旬以後の適時に実施する方への参考に出来ればと考えました。
取り木ではなく挿し木をしようとした理由は、根元部分は発芽させ次年度の挿し穂つくりを行い、次々年は根元からの樹つくりをしようと考えたからです。
1、素材
昨年、浜松の講習会の折、即売場で求めたものです。
確か5千円を4千円にして頂いたものですがしたから枝は無く、団子状に出ている枝付き部が太く、株状の挿し木又は取り木に適していると考えました
2、挿し穂つくり
写真2は、幹太さ3cm不要枝及び不良
枝を切除しカツトパスターを塗付、
鋸で切り離した挿し木部はナイフで綺麗にカットしてトップジンを塗付、木質部にはカットパスターを貼り付けました。
3、挿し木と固定
用土は赤玉8、桐生2で1~4mmの粗めを使用し、水はけと水持ちの双方を狙いました。
挿し木部には、赤玉1~1,5mmの微粒を5CC程入れ、ゴムをあてアルミ線で鉢と共締めし固定しました。