6月 唐楓 挿し木

1. 親木(元木)に状態

Bは、根元の部分を活用するため事前に呼び接ぎ(枝の無いところに溝を付け、この溝に別の枝をはめ込み枝を増やすこと)をします。
A―Aで切断して挿し木をします。切断は、鋸又は又切り鋏(盆裁専用鋏)で行います。
この時、葉は1枝に2枚以下にします。

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2. 挿し穂の傷口をきれいに削り薬剤処置したところ

事前に発根剤及び活性剤を適量、水に溶かして置き切り離した穂は速やかに水に入れ乾燥防止します。
切断面は、切れるナイフで仕上げ、挿し木用土を準備した後、挿し穂を取り出し、ティシュペーパーで水分を拭き取り後、トップジンM塗付、カットパスター塗付の順で切り口の保護をします。

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3. 挿し穂を固定したところ

挿し木用土の上に挿し穂を押さえつけ針金で固定します。
固定後Cの方向に持ち上げ、動かない様にアルミ線で固定します(動くものは、発根しないことが多いです) 再度発根剤、活性剤の入った水に浸けながら再固定し、表土の2箇所対象に水苔を置き乾燥を防止します。
管理場所は、朝日が2~3時間当たる棚下で、保護キャップ等で防風対策を要します。

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