富士川プチ水石取材

JRより

取材のためのスケジュール表なのですが「ポイント」の部分に趣味の集まりを自己満足で終わらせないコツがまとめられていたので公開します。

スケジュールの最初に狙いの確認が入っているところも仕事なら当然なのに趣味になると忘れてしまいがちな重要ポイントだと思います。

1、取材テーマ

気軽で楽しいプチ水石

2、スケジュール

8時30分 スケジュール及び狙い(盛夏又は初秋の?)の確認
8時40分 探石現地(富士川河口より2キロ位上流)到着
10時40分 探石   時間2時間位
12時00分 台座検討と台座製作準備
13時00分 昼食(ディスカッション)
15時00分 台座製作完了
16時30分 飾り撮影 (取材終了予定)

3、ポイント

(1)台座検討(石の観たて)の中には未経験者1名を入れる。
理由:未経験者は固定概念が無く直感的意見を出すので的を射た意見が多い。

(2)検討結果は多数決により決定。
理由:多数の人が良い又は最善と思ったものは万民受けする。
ルノワールやモネ、マネ等の具象画(印象画)を持たない人が最初からピカソやゴーギャンを持つ例は少ない。
又、普及拡大を考察した時ベテラン意識や自分よがりなものの見方は将来後継者となるはずの純真なパブリックを閉ざすことにもなるからです。

(3)飾り検討は参加者それぞれが「席題」案を出す。
理由:視点、観たては10人十色、異なるから意味があり、参考になる。
但し、その見立てが全国に発信されることを念頭に置き、下記のフローで検討のこと。

 ①背景
  季節、時代、社会、生活等々の背景又はバックボード。
 ②主人公
  物語を想うときヒーローが居ると構成が容易です(この情景を見ている主人公もあり得る)。
 ③物語
  飾りの目的は「情景の提供」である。
 ④情景
  作品の狙いであり、これを想う感情は、それぞれの生い立ちや生活環境によって異なるので、面白くも在り、又怖いものである。

 ※種々の飾りや、絵画等も基本的には①~④順序の演出が全てと考えるからです。