3月 唐楓 挿し木

1. 挿し穂

唐楓の挿し穂

回転台に刻字した線が1cm幅ですのでそれぞれ3cm位の太さがあります。
太い部分を挿す場合、庭木等の樹勢の良い部分より鉢植えの締まった幹又は、古味のある部分は腐り込みが少なく、高発根率が得られます。

台木からは、回し鋸で切り落とし(水を掛けながら)小刀で切り直しトップジンMを薄く塗付します。

2. 挿し木後

唐楓 挿し木 3-7-2 3

植え土の中心に窪みを付け、1mm程の土を入れ大さじ一杯位入れ(挿し穂と用土の密着性を高めるため)挿し穂を押し付けます。
灌水後アルミ線で挿し穂と鉢を固定し、挿し穂の先を持ち上げても動かない様にするのが発根のポイントです。
後は、風よけ対策と午前中の日照で管理し、伸びた芽はそのまま伸ばします。

3. 挿し穂切り取り後の親木

唐楓 挿し木 3-7-2 3

親木には、ご苦労様でも今後3年同様の挿し穂提供をお願いする予定です。
但し、現在呼び接ぎ中の部分で将来の方向を検討しながら、来年も3箇所の挿し穂作りを考えています。
見ての通り、立ち上がりや根配り等見るべき部分のない畑つくりですので根から全てを使い盆裁にするには、年数を要しますので可能な限り追跡します。