杉つくりのポイントは、切れる刃物と切除後の消毒
イボ幹杉は、杉の中で最推奨品
1. 素材
昨年も挿し木や取り木を行った素材ですが、鉢上面の様子、施肥の状態等いずれをとっても、樹木に対する感謝の念や愛が伝わらない。
いかに病気治療中とはいえ、生きものに対し、これでは樹が可哀そう。
イボ幹杉は、幹に小さなイボが無数にありここから発根します。芽当りが良く切込みにも強い杉です。
2. 透かし前
透かしは、各枝の下向き芽を全て除去したのみであるが杉つくりの基本です。
3. 透かし後
作業後はタイセンで消毒
針金部分で取り木をして6月に切り取り、矢印部に2回目の取り木計画。
4. 取り木作業A
環状剥離して、剥離部全面に1mmの針金を巻き付け親木との遮断をしました(木質部を凹にしても良い。
5. 取り木作業B
水苔を付け、ビニールで覆いました。水苔は5mm位に切り、切り離し時水苔の除去を容易にします。
6. 次年度準備
頭部の力枝は切断して、根元に接木して来年に備えます。
矢印の枝は、昨年の接木。黒は保熱のためです。