ケヤキアーカイブ

3月 ケヤキ 挿し木

静岡がんセンター内のケヤキ数十本中最良葉性の

1. 挿し穂採取

ケヤキ挿し木1

私は、常時車の中にビニール袋と植木鋏を入れておきます。
走行中に気付いた庭木の枝を頂き挿し木にします。
常々注意を払い上質の植木や珍しい植木の所在を観察しておき、挿し木の時期に頂戴に上ります。
旅先で突発的に厚かましく頂戴することも多く在りますが、自己紹介と頂戴の理由を述べますと皆さん快く採取させてくれます。

2. 挿し穂

ケヤキ挿し木2

この挿し穂は、静岡がんセンター正面玄関のバス停となりのケヤキから採取しました。
特にセンターに了解は得ませんでしたが、バス停でバス待ちの方々に説明。
「ホォーこんなもので根が出るんだー」と感心しきり。
矢印の芽当たり下、3 - 5mmでカットして2 - 3芽残し挿し穂を作りました。

3. 挿し木後

ケヤキ挿し木3

通常植え土に1-2の赤玉土を入れ用土と挿し穂の密着度上げました。
細い挿し穂ですのでこれに合わせた細いアルミ線を巻き付け、挿し穂を安定させます。
巻いたアルミ線の先端が鉢底に当てると挿し穂が安定します。

尚、挿し穂のカット部は用土から5mm位が最適です。
荒風を避け、朝日を充分あてる管理です。
発根が確認できたら、一鉢ずつ植えます。

※結果は100%NG(その他も一次発芽するもその後枯れる)
来年再トライします。

ニレケヤキ ※超推奨樹種
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時
樹の固定
底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 模様木⇒樹高と同程度、 株立ち、その他⇒樹形に適合させて
植位置 鉢の空き寸法は流れ方向1,6、反対方向1、前後1:1、
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 模様木⇒上下1:左右1,6直幹木⇒上下1:左右1,4比、 株立ち⇒上下1:左右2
針金 培養中⇒アルミ線 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 6月まで
葉透し 随時 随時
葉切り 太さ調整と発芽促進 5~7月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 中量~少量 4~6月中量、9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
スプラサイド他2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
ラーリー他2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 経験なし -
挿し木 古枝挿し ※推奨事項 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 成功経験なし -
取り木 結束、環状剥離 ※推奨事項 環状剥離6月、外し9月下旬
接木 経験なし -

培養作業目安表 葉物類:ケヤキ

ケヤキ
分類 葉物類 実施時期(於:富士市)
植替 頻度 若木⇒1~2年  古木⇒3~4年 3月芽吹き時
樹の固定
底根カット
根切除 2/3、走根は元で 1/3、走り根
使用土 赤玉8、桐生2 赤玉8、桐生2
使用鉢 仕立鉢、 鑑賞は色物鉢
鉢サイズ 直幹木⇒樹高と同程度
植位置 鉢の空き寸法方向1,4、反対方向1、前後1:1
植替後 防風対策
整姿 樹寸法 直幹木⇒上下1:左右1,4比
針金 培養中⇒アルミ線 3~9月
枝引き 培養中⇒アルミ線(内側に引く、冬季落葉後束ねる) 随時
芽掻き ピンセットで 随時
芽摘み ピンセットで 随時
芽切り 鋏で 随時
葉刈り 鋏で 6月上旬まで
葉透し 随時 随時
葉切り 太さ調整と発芽促進 5~7月
力枝 幹、枝の太さ調整 随時
呼接ぎ 経験なし -
灌水 水かけ 表土白く乾いたら 各自頻度設定
腰水 水通りの悪い鉢のみ 随時
葉水 好む 夕方
置場 日照好む、通風好む -
肥料 少量 9~10月少量
害虫・殺虫 油虫他 毎月、5月末と7月末の産卵、孵化時2週連続
2種類を交互に、石灰硫黄合剤
病気・殺菌 強い 同上
2種類交互、石灰硫黄合剤
増殖 実生 ヤナギ葉性を 採取時又は春
挿し木 古枝挿し 3月芽吹き時、新芽挿し6月
根伏せ 経験なし -
取り木 結束、環状剥離 環状剥離は3月、6月
接木 経験なし -