リトマス試験紙による用土PH調査作業

リトマス試験紙による用土PH調査作業 ポイント
目的 使用用土の酸性、中性、アルカリ性を知り、樹木に適した用土を使用するため リトマス試験紙ではPH計のように正確ではないが傾向把握が出来る
1 新用土に少量の水を加える -
2 よく攪拌し溶出させる -
3 リトマス試験紙の一面を接触させる 裏面を汚さないように
4 裏面を試験ケースのマスター色と合わせる -
5 PHを判断する -

図解及び理由

1、平成18年5月17日 植え替え指導要請があつた折用土の性質を確認させたn=3の平均データー。
2、用土も産地により多少差あり
3、それぞれ自身で検証すると忘れないので実施願います。

検体種類 PH
7
赤玉 7
桐生 6.5
矢作 7
鹿沼 6
竹炭 9

 リトマス試験紙は、PH計測定値よりは精度が劣りますが傾向は判断出来ます。
 畑は、酸性になり易いと云われますが鉢植えの場合は、毎日灌水するためかなかなか酸性化しません。
4、酸性を好む代表的樹種にサツキ、ツツジが在りますが、必ず鹿沼土を使います。
5、アルカリ性を好む代表的樹種に真柏がありますが、赤玉、炭を入れるのは効果的です。
 尚、炭は、活性剤の役をしますので目的に合わせて使用します。
6、植物は、弱酸性で肥料効果も高く、よく生育するとのこと(東京農業試験場技官談)

一言:プチ盆栽は樹木の虐待であり、最適条件の提供は愛好者の責務。