専門知識や技術、技能があり経験豊富な人が人に教えると云うことは、教わる人の能力が加算され更に進化する素晴しさがあり、この手段で日本を代表する盆栽文化は成長してきたと考えられる。
然し、盆栽を趣味又は職業にしたいと考える人の目的は、異なりがあるものの共通していることは、教わる側に覚えたい、又は、覚えなくてはならないと云う条件が整っており、教える側も教わる側も抵抗なく現在に至ったのである。
現在の趣味者(愛好者)人口に限定して考えると、推定1800万人が盆栽を含む園芸を趣味にしたいと言っているが、「社団法人全日本小品盆栽協会」等の全国的ネットワークの中で小品盆栽を趣味としたいとするレベルの人口は、個別化や高齢化と共に減少しているのが現状である。