1、富士小リンゴの根元部分
07年11月木を倒し、構えの良い部分を出して植え付けしたもの。
AとBに枝接ぎし、Aを芯にした右流れの樹形とし、E寸法は6cmであるため、D側に大きく曲がった樹高7cm、左右10cmの構想案とする。
CとDは、根伏せ箇所。
2、間延び枝の取り木準備と
A、Bの間延び部分は取り木をしてから切除し、両矢印部分で取り木をする構想案。
3の写真で説明するが、結束法で少しの水苔でも発根し易い樹種であるため、種々の樹形が可能である。
よって、樹形を決め付けずに創るのも良いと考えます。
3、用土に接触している部分から発根している様子。
幹Aの部分は、3cm位あり古さがあるのでそのまま切除しBを芯にした宿里で様のですが、1の呼び接ぎ・2の取り木を優先させ、切除分割は次年度作業にし、C枝の切除と処置をも終わらせておき、AとD部も幹の半分は切り込みと処置をしておきます。
挿し木準備作業は紅葉時
挿し木:春芽吹き時、取り木外し:入梅時期
1、葉刈り、追い込み前の状態 (推奨時期は紅葉開始時ですが先行作業をしました)
金華山を始めガマズミ全般に挿し木取り木共容易です。
又、枝つくりは、切り込みを実施しますと、容易に出来ますのでプチ盆裁向きです。
2、葉刈り、切り込みしたところ
0,6mmのアルミ線で数箇所結束して次年度の挿し木に備えました。
6月頃、一度切り込みますと秋までには、再度切り込めるまでに成長します。
頻繁に切り込む必要はありませんが、毎年この作業を繰り返すと良いと思います。
3、同上拡大したところ
長く伸ばして太らせるより、ツルもの(チリメン桂等)と同じ様に芽太り(芽数を多く出し太らせる)させる方法をお勧めします。
又、気付いた時にアルミ線を樹の太さより広い幅に巻き付けて置きますと、巻き付けた位置より上が太り、発根も促進され有利です。
※幹の芯がコルク状になる樹種は、腐り込み易い傾向にありますが、トップジン又は、カットパスターペーストを塗り過ぎると、コブ状になりますので塗付後拭き採って下さい。