5月 クチナシ 植替え(寄せ植え)

1. 現状(07年6月挿し木)

07年6月6日 プチナシの古枝(ガレ枝)を挿し木。
施肥もせずそのまま放置したものであり、鉢も大きく鉢温が上らず成績は悪い。
そのため、間延びの少ない枝が得られている。
それぞれを鉢上げして、培養するためには素材に適合した鉢の大きさと肥培を繰り返す必要がある。
それでは、古枝、やせ枝の特長が損なわれるので、特性を活かす寄せ植えとした。

5月 クチナシ 植替え 1

2. 植え付け

左流れの吹流し風の寄せ植えとし、古枝、細枝を維持する様培養したい。
鉢は、影山さんに頂戴した持ち込みのある変わり鉢ですが、外縁の突起と水切りの位置がヒットしていません。
が、当面この位置で培養します。
間延び部を切除してから植え付けますと完成イメージが掴めませんので切除は植替え後が良いと思います。

5月 クチナシ 植替え  2

3. 追込み

植え付けた後、間延び枝全てを切除します。
何れの樹種も同様ですがプチ盆裁の場合5mm以上節間が伸びていますと、古さが伝わらず醜いものです。
節間さえつまっていれば枝の向きや位置は、針金でどうにでも成りますが、100本の枝の1箇所の間延びが、その樹の価値を台無しにしますので気をつけたいですね!

5月 クチナシ 植替え 3