成長調整剤の基礎知識

プチ盆栽は、「小さく、可愛く、元気良く」が狙いですが、なかなか狙い通りとは行きませんので成長調整剤の力を借りることもあります。

成長調整剤は、別名倍花剤とか云ってミニ菊、ミニ朝顔等昔から園芸農家で使用しており、小さくても花を咲かせ、実を成らせるのに有効です。

賛否はありますが樹勢を落とさず小さく出来る手段としては、有効手段であり、施さなければ元に戻ります。
科学の時代ですのでIB化成同様、大いに活用すべきと考えます。

【長所と短所】
長所短所
間延びが少ない 小さくても花が咲く 小さくても実が成る花が大きく、多く咲く 実が大きくなる クチナシ等樹種によっては、葉のちじれを起こす

調整剤の選定

成長調整剤は、多くの種類がメーカーで生産されJA等で容易に入手出来ます。
私の使用実績では、住友化学製の「スミセブン」が良いのではないかと思います。

尚、成長調整剤に勝る成長抑制方法は、針金かけと思います。それは、徒長枝を何とか通常枝に仕立てようと、葉刈り、葉切り等を実施しても狙い通りになりませんでしたが少し強めの針金かけをしますと抑制されます。
10日の中を置いて2回実施すれば殆んど問題ありません。